あらすじ
ライムシティ警察から、疎遠になっていた父親・ハリーが亡くなったと連絡を受けたティム。荷物の整理をするために父親の家は行くと、そこには記憶を失くしたピカチュウの姿が!
しかもなぜかピカチュウの言葉がわかるという理解しがたいシチュエーション。そしてピカチュウが言うことには、父親は生きている、そう感じると言うのだ。
そこで二人はハリーを捜すことになるのだが・・・
感想(ネタバレ含みます)
アニメもゲームも興味ないけれど、とにかくモフモフのピカチュウがかわいい。表情が豊かだし、まあるい大きなキラキラの瞳がなんとも愛くるしいではないか!上目遣いなんて悶絶もの。
そして本題のストーリーのほうはというと、根幹にあるのは父と子の関係についてなのよね。それが事件の発端でもあり解決のカギでもあるんだな。
そこでティムに手を貸してくれたのが、新米記者のルーシー。どっかでみたことあるなぁと思っていたら思い出した。ドラマ・スーパーナチュラルでイケイケハンター役のクレアを演じていた女優さん。
映画でもなかなかのイケイケっぷりで、ティムの助けになっていたわ。
それに引き替えヨシダ警部補はちょっと冷たいんじゃない?って思っちゃった。だってハリーは死んだと決めつけて、ティムにはハリーが事故に遭った時の映像を見せて終わらせようとするんだもの。
ちなみに吹き替えで鑑賞したんだけれど、その吹き替えの渡辺謙さんが微妙で、なぜああなるのかが本当に不思議だわ。
一方でおいしいところを全部持っていったのがミュウツーなのよ。ミュウツーがアニメやゲームでどんな存在なのかは知らないけれど、この映画に関していうならば、酷い目にあったにも関わらず、まだ人間たちの善の心を信じてみようという気持ちが残っているの。この先人間がその思いに応えることができるといいのだけれど。
子供向けというよりも、思春期~大人向け、もしくは思春期~大人未満向けなのかなぁと感じる作品でした。
そして吹き替えで鑑賞したと書いたけれど、アニメもゲームも知らないことが幸いしたのか、評判ほど酷い出来ではなかったし、むしろ期待していたよりも良かったです。だけど本当は字幕で鑑賞したかったなぁ。ライアン・レイノルズのピカチュウを見逃したのがちょっと心残りになっちゃいました。
監 督:ロブ・レターマン
出演者:ライアン・レイノルズ ジャスティス・スミス キャスリン・ニュートン 渡辺謙