貧乏でインドアなお気楽ライフ

薄給会社員が綴る雑記ブログです

書籍

本谷 有希子「自分を好きになる方法」

内容 この本は、リンデという一人の女性が過ごした、とある日の出来事を切り取ったお話。 「16歳のリンデとスコアボード」「28歳のリンデとワンピース」「34歳のリンデと結婚記念日」「47歳のリンデと百年の感覚」「3歳のリンデとシューベルト」「63歳のリン…

有栖川有栖「論理爆弾」

空閑純(そらしずじゅん)を主人公にした「真夜中の探偵」に続く第3弾。 前回までを軽くおさらい 召和20年、無条件降伏を受け入れた日本。その後、北海道は日本から独立し、日ノ本共和国(北)と名乗ることに。 そして現在、日本と北は停戦中ではあるが、終…

貴志祐介「ミステリークロック」

内容 表の顔は防犯コンサルタント・裏の顔は泥棒という榎本径と、美人だけれどプライドが高く推理にもちょっと難のある弁護士・青砥純子が、密室殺人を解決へと導く。 収録されているのは、「ゆるやかな自殺」「鏡の国の殺人」「ミステリークロック」「コロ…

林真理子 X 壇蜜 「男と女の理不尽な愉しみ」

内容 テーマは全部で六章、「結婚したい女たち」「男と女の利害関係」「女は損なのか?」「人はなぜ不倫を許さないのか」「女はどう育つのか」「死ぬことと、生きること」 この6つのテーマについて、林真理子さんと壇蜜さんが対談しています。 感想 とにもか…

青柳碧人「むかしむかしあるところに、死体がありました。」

あらすじ 「一寸法師の不在証明」「花咲か死者伝言」「つるの倒叙がえし」「密室竜宮城」「絶海の鬼ヶ島」の5編の短編集。 一寸法師の立てた計画、心優しい花咲か爺さんの殺害事件、鶴のつうは恩返しに反物を織り、カメを助けた浦島太郎は竜宮城で起きた密室…

有栖川有栖「真夜中の探偵」

空閑純(そらしずじゅん)を主人公にした「闇の喇叭」に続く第2弾。 前作を軽くおさらい 召和20年、無条件降伏を受け入れた日本。その後、北海道は日本から独立し、日ノ本共和国(北)と名乗ることに。 そして現在、平世21年。日本と北は停戦中ではあるが、…

真保裕一「脇坂副署長の長い一日」

あらすじ 深夜午前0時を過ぎてからかかってきた、娘・有希子からの電話を皮切りに、賀江出署の副署長・脇坂の長い一日が始まる。 明け方には、大破したスクーターがあるとの110番通報を受け調べてみると、持ち主は賀江出署の若い巡査部長・鈴本であることが…

有栖川有栖「闇の喇叭」

あらすじ 召和20年、大東亜戦争が終結し日本は敗戦。召和22年には北海道がソ連の意向を受け日本から独立。 そして時は流れ平世21年の日本では私的探偵行為を禁止する法律が成立する。 女子高生の主人公・空閑純(そらしずじゅん)は、探偵の両親に育てられる…