あらすじ
心優しいけれど、おサルのアブーと一緒にコソ泥をして生活をしている青年アラジン。ある日、市場で盗人呼ばわりされていた美しい女性を助け出す。アラジンは彼女を王女の侍女だと推測したんだけれど、実は彼女が王女ジャスミン。
そして彼女に会うためにお城に忍び込み無事に再開を果たす。そこで彼女が王女であるということを知ることに。
その後、城を去ろうとしていたところを、大臣ジャファーに捕まってしまう。国王の座を狙う彼は、アラジンこそが”ダイヤの原石”であると確信し、洞窟にあるランプを取ってきたら莫大な財産を渡すと言葉巧みにアラジンを洞窟へと送り出すのだったが・・・
感想(ネタバレ含みます)
正直なところあまり期待せずに観に行ったんだけれど、いやぁ~面白かった。
まずはハラハラドキドキとさせる甘酸っぱい展開。次に悪意に巻き込まれ、どんなものかも知らずランプを手にしたアラジン。そしてジーニーが現れ願いを叶えてもらう。
でもその願い事、大好きな王女に近付くために叶えてもらった偽の王子様という姿。この嘘を王女に告白しないといけない、ああでも言えないというジレンマ。
そうこうしているうちに、ランプを国王の座を狙う大臣ジャファーに奪われてしまう。
ああもうなんてわかりやすい展開なの、って感じで物語は進んでいくんだけれど、そこがまたいい。
貧乏な庶民の青年アラジンと国王の娘の王女ジャスミンが恋に落ちて結ばれていく。でもそれだけじゃない。ジャスミンがみせる強さや、アラジンが下す決断。
もちろんランプの魔人ジーニーもとっても魅力的。陽気に見える彼だけれど、長い年月ランプに捕らわれ自由になることを夢見てる。
それはランプを手にしたご主人様には絶対服従という彼の立場からしたら当然のことだと思う。叶えたくない願いも時には叶えなきゃいけない。何度そんな経験をしてきたんだろう。
今回はアラジンの願いを叶えるときの楽しそうなジーニーと、ジャファーに命令されたときの苦々しい表情の違いも印象的。
そしてやっぱりなんといっても音楽が映画を凄く盛り上げてくれるのよね。「ホール・ニュー・ワールド」はもちろんだけれど、ジャスミンがジャファーに立ち向かっていく姿もとっても素敵でした。
ハッピーエンドがとても心地いいと感じるのは、日常に疲れているせいもあるのかなぁ。心も癒されましたよ。